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真っ赤なトウガラシ
君のそばに行くとバカになるぼく
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「真っ赤なトウガラシ」

真っ赤なトウガラシ買って
涅槃に行っちゃおう
受話器の向こう側って
いつでも桃源郷

明日の朝から あなたとは
離れ離れに さよなら
予期せず偶然 出会っても
他人行儀に こんにちは

生まれ故郷 学び舎
この大地(くに)さえも いつか消えてゆく

     [chorus]
  流れてゆく 一瞬(ひととき)
  竃の中 閉じ込めて
  永久に昇る きざはし
  契る札に ねじ取って

真っ赤なトウガラシ買って
涅槃に行っちゃおう
苦しいことがあったって
ニルバーナ心

いつまでも 藍に朱のよな この世界
筆ですくって こんにちは
もう淡い色 重ねても
和えることはない さよなら

家族親戚 友垣
この身ほどなく 尽きる運命なら



親しかったけど、亡くなった人たち、
まだ同じ世の中に生きてはいるけれども交流の亡くなってしまった人たち、
なかなか会う機会を作るのが難しい人たち、
これから出会う人たちのことを考えた唄です。

ヴォネガットの小説には亡くなった人と話ができる電話が出てきます。
本当にそんな電話があったらなぁ。
と思うくらいに向こう側に行っちゃった人々がどんどん増えて行く。
仕方のないことなのですが。

「涅槃に行っちゃおう」
というのはそんな現実をちょっぴり皮肉に言ってみたのと
短い命だから、今をバッチリ楽しく生きよう
分かんなくなるくらい気持ちよくなっちゃおう
というののダブルな感じです。ハイ。